ソファを選ぶ為の生地素材
FLANNEL SOFAでは、170種類以上の生地からソファの張地をお選び頂けます。
生地を選ぶとき、カラーや織で表現されるデザイン以外に、素材も生地の大きな特徴の1つです。肌触りや耐久性が異なり、素材によって個性豊かです。
天然繊維と化学繊維
生地の素材である「繊維」は、「天然繊維」と「化学繊維」の2つに大別できます。
「天然繊維」とは、植物や動物から得られる繊維です。
文字通り天然素材なので、気象などの様々な条件によって生産量や品質が左右される場合があります。
この生産性が不安定な天然繊維の代替えとして、化学繊維と呼ばれる人工の繊維が生まれました。
化学繊維は、安定した生産性や一定基準の品質を保つこともできることに加え、丈夫で加工がしやすい繊維です。
それでも天然繊維が根強く好まれるのには、化学繊維にはない特徴に魅力を感じることにあります。
化学繊維の多くには、『熱に弱く、吸湿性も少ないため、静電気が起こりやすい。』といった特徴も挙げられます。
対して天然繊維には、化学繊維の弱点に強いものが多く、天然だからこその自然な風合いが楽しめます。
コットン(木綿)
植物のワタの種子から取れる種子毛を原料とした、繊維です。繊維の先端が丸みを帯びているため、柔らかな肌触りが得られます。
繊維の特徴 | 暮らしの中で気を付けたいこと |
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吸水性、放湿性に優れる。 | 多量の水分を含むと繊維が膨張するが、その後乾燥すると繊維が縮んでしまう。 ※FLANNEL SOFAではご自宅でのカバーのお洗濯はオススメしておりません。 |
染色性、発色性が良い。 | シミになりやすい。 |
吸湿性があるため帯電が少なく、静電気が起こりにくい。 | 耐候性が低いため、日光による黄ばみが出る場合がある。 |
繊維の中が空洞なため、空気を含み、ある程度の保温性がある。 |
コットン(木綿)を含むオススメの生地
GROUP-3 GIシリーズ:立体感のある生地で、さらりとした肌触りが特徴。
GROUP-4 HUシリーズ:汚れが落としやすく、耐久性に優れた生地。
麻
亜麻や芋麻などの表皮の内側にある柔繊維などから取れる繊維です。他の天然繊維と比べて、荒いナチュラルな表情が楽しめます。
繊維の特徴 | 暮らしの中で気を付けたいこと |
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天然繊維の中でも非常に丈夫。 | 摩擦によって繊維が白む現象が起きることがある。 |
「シャリ感」のある肌触り。 | 硬く伸びが悪いため、折れシワができやすい。 |
サラッとした質感。 夏物衣類や寝装具に使われることが多い。 |
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抗菌性に優れ、比較的虫害に強い。 |
オススメの麻を含む生地
GROUP-3 GDシリーズ:サラッとした肌触りで、オールシーズン使っていただける生地です。化学繊維との混紡により、シワになりやすい弱点もカバーしています。
ウール
羊毛を用いた動物繊維です。冬のイメージが強いウールですが、季節問わず活躍できる万能な繊維です。
繊維の特徴 | 暮らしの中で気を付けたいこと |
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熱の伝導率が少なく、保温性に優れる。 | 虫害に注意が必要。 |
吸湿性、放湿性に優れる。 (吸収した水分が蒸発する際に、気化熱を奪ってくれる。) |
水を含んだ後に摩擦を受けるとフェルト状に変化してしまう。 |
吸湿性が高く、帯電が少ないため、静電気が起こりにくい。 | |
水弾きが良く、水溶性の汚れも弾く。 |
オススメのウールを含む生地
GROUP-4 GQシリーズ:ウールの産地、尾州で織られたFLANNEL SOFAオリジナル生地。45%も占める天然ウールが心地良く、大変高い耐久性を持ちます。
天然素材100%を使用した生地はない。
自然な風合いを楽しむ事ができる天然繊維の生地。
FLANNEL SOFAの生地のラインナップには天然繊維100%の生地はありません。
それは、ソファが毎日のように人の体重を受け止めているので、一定の強度が必要なことが理由に挙げられます。
天然繊維100%の生地では、どうしても強度に不安が残るため、それを補ってくれる化学繊維との混紡が不可欠です。
混紡することによって、繊維同士の弱点を補い合い、お互いの長所を発揮し合う生地が、ソファの張地としてマッチします。