人それぞれの「座り心地」
ソファ選びで、「座り心地を一番に考える」という意見があります。
デザインや生地、お部屋にあったサイズ等、ソファ選びには悩みが尽きません。
「座り心地」を左右する部品の一つがバネです。
そこで、バネの種類や耐久性などから、より自分の身体にあった、座り心地について、考えてみましょう。
バネによる「座り心地」の違い
FLANNEL SOFAのソファには3種類のバネが使われています。
ソファの特徴やフォルムによって、どのバネを使用するかを選定しています。
コイルスプリング
豊かな弾力感のある、均一な座り心地。
渦状のバネを連結して取付けているので、座面のどの部分に座っても均一な座り心地が得られます。
バネにかかる負荷が分散されるので、木枠に負担がかかりにくく、非常に耐久性に優れています。上下方向に対して、跳ね返りが強まる性質をもっているので、ふんわり、そしてしっかりと身体を受け止めてくれます。
コイルスプリングのソファ一覧
耐久性に優れたバネです。バネ1つ1つのユニットが大きいため、座面に厚みが出て、重厚感のあるデザインに仕上ります。
Sバネ
座面全体で支える、適度な弾力感のある座り心地。
近年、もっとも多くのソファに使われているバネです。
座面を薄くすることができるので、軽量化でき、デザイン性の高いソファを作ることができます。弾力性は、コイルスプリングに比べ、やや少なくなり、座る部位によって座り心地に違いがあります。座面の手前部分はやや硬く、中央部分はバネの反発感があります。耐久性はコイルスプリングには劣りますが、耐久性を高める為に、Sバネを山形に張るという手法を使う場合もあります。
Sバネのソファ一覧 (一部紹介)
Sバネは座面を薄くし、スタイリッシュに仕上げられるため、デザイン豊かで様々なソファがあります。背・座のクッションの組合せによっても座り心地は多様です。
ダイメトロール
人間の脂肪の感覚に近く、身体にフィットする座り心地。
人間の脂肪の感覚に最も近いクッション材と言われています。布バネが荷重を面で支え、身体の微妙な感覚にフィットし、硬すぎず柔らか過ぎない座り心地です。布バネのため、大幅な軽量化ができ、また、金属の軋み音がなく、錆や折れといった心配もないので耐久性は金属バネ以上と言われています。しかし、接合部分に、急激な負荷(飛び跳ねたり、勢いよく立ち上がったりなど)が、かかると、そこから裂けてきてしまう可能性もあります。
ダイメトロールのソファ一覧
ダイメトロールは、耐久性が高く軽量化を図った素材です。座面を薄くすることができるのでスタイリッシュなデザインのソファに仕上がります。
ライフスタイルに合わせた「座り心地」
ソファがより身近になった昨今では、それぞれの生活や趣向にあった「座り心地」を追求される方が増えてきました。
例えば、ソファに寝転んで映画を見る、読書をする方には、コイルスプリングのような弾力性が高く、身体を包み込むような柔らかさのあるクッションタイプのソファがリラックスできます。
また、立ったり座ったりと動作が多い方には、Sバネ構造のしっかりとした座り心地が適しています。
より快適なソファライフを過ごす為に、ライフスタイルにあわせた「座り心地」を探してみるのも一つです。