生活に必要なスペースを考える。
好みの家具を配置してみたもののお部屋が狭く感じてしまったり、通路が狭く通りづらかったりと、レイアウトによる失敗のご経験はありませんか。
毎日過ごすリビングだからこそ重要となるゆとりを持つために、生活に必要なスペースを考え、事前にサイズや生活スタイルを想像しましょう。
STEP1:部屋の寸法を把握する。
先ずはお部屋の寸法を把握しましょう。
図面をお持ちであれば問題ないのですが、見落としがちな注意があります。
図面に記載されている寸法は、お部屋の実寸では無く、壁の中心から中心までの寸法になっています。
きっちりとした納まりを望んで家具の購入を考えるのであれば、実寸をしっかり把握することが大切です。
また、図面の無い方は実寸をはかり、図面におこしましょう。
方眼紙を使うと簡単に図面を書くことが出来るのでお勧めです。
STEP2:家具のサイズを把握する。
すでに持っている家具や、これからご購入を検討されている家具のサイズを把握しましょう。
紙を使い、図面の縮尺に合わせた家具を切り抜きます。
その切り抜いた家具と図面を使い、レイアウトしましょう。
お部屋のシーンに合わせた、通路の確保も忘れずに。
STEP3:導線やライフスタイルを把握する。
実際にレイアウトを考える際に、生活導線やライフスタイルについて考えてみましょう。
例えば、人ひとりが通行する為に必要な通路の最小幅は600mmですが、主で使う導線上の通路であれば、それ以上の幅が必要になります。
また、生活スタイルも重要です。ソファとリビングテーブルの距離感はソファにもよりますが、最低300mm以上必要です。
しかし、お子様が小さく、床に座ってテーブルでお絵かきをするなどのケースであれば、あれば300mmというスペースでは床座には狭く感じてしまい、
ここでもゆとりあるスペースが必要になります。
『導線計画』や『どういったライフスタイルを送っていきたいか』、をしっかり想像し、考慮した上でレイアウトを考えていくと、失敗しない家具選びができます。
必要なスペース例
人ひとりが通行する為に必要な通路幅は、最低600mm必要です。
主で使う通路に必要な最低幅 | 低い家具に挿まれた通路の最低幅 | 高い家具に挿まれた通路の最低幅 |
---|---|---|
約800mm (よくすれ違う通路であれば900~1200mmは必要) |
約500mm | 約600mm |
ソファとテーブル | TVボードとテーブル |
---|---|
約300mm〜 (足を軽く曲げてリラックスできるスペースを確保できる距離) |
約800mm〜 (扉の開閉やDVD等を取り出す際のスペースを確保) |