ソファの寿命は扱い方で変わる。
ソファの寿命は、扱い方によって長くも短くもなります。
悩んだ末にやっと手に入れたソファですから、誰もが長く使用したいと思うはずです。
しかし、ご自身のソファの使い方が原因で、思っていたよりも早くメンテナンスが必要となる場合が有ります。
日常生活の中でちょっとした気遣いをする事で、ソファを、より永く愛用する事が可能です。
では、実際にソファを扱うときの注意点を紹介します。
【1】 座面に膝で立つ
背のクッションの形を直す時や掃除をする時に、何気なく座面に膝をついてしまうと、ウレタンのヘタリを早めたり、ちぎれてしまう原因になります。ソファの背後からクッションの形を直したり、体勢が取りやすい位置へソファを移動する事が大事です。
【2】 肘に腰掛ける。
肘に腰掛けると、ぐらつきの原因になります。
特に、細い肘のソファは無理な力を加えないようにしてください。
【3】 同じ場所に座る。
落ち着くからといって、毎日同じ場所に座っていると、気づいたらその場所だけウレタンがへたってしまう事がよくあります。
左右の座面クッションを定期的に入れ替える事で、より長くソファをお使い頂けます。
【4】 ソファの背中を跨ぐ。
お部屋の中心にソファがあると、つい背中を跨いでソファに座ったりしてしまう場合があります。勢いよく全体重が座面にかかると、バネや木枠の破損につながります。また、小さなお子様などが、ソファの座面で飛び跳ねてしまう事も、バネや木枠の破損の原因となります。
【5】 濡れたタオルを置く、濡れた衣服で座る。
お風呂上がりや、濡れた衣服のまま座ると、ソファに湿気がたまりカビや臭いの発生の原因になります。臭いが少し気になったら、ソファを風通しの良い場所に移動する事で、たまった湿気を取り除くことができます。
【6】 掃除機をかける。
床用の回転ブラシを、ソファに強く押し付けて使用すると、生地が毛羽立ったり、傷ついたりする可能性があります。
布団掃除機のような、専用の掃除機を使う事で生地にダメージを負うことなく使用できます。
【7】 脚がゆるんだまま座る。
※写真左:ゆるんだ状態 / 写真右:正しい状態。
座った時にぐらつきを感じたら、ソファの脚を確認してください。
脚のボルトが緩んでいる可能性があります。脚が曲がっていると感じたら、真っ直ぐに直す等、定期的に脚の締め直しをする事で、ソファの木枠への負担も軽減されます。
【8】 ソファの脚の裏にも、ご注意を。
ソファの脚裏に貼付けた傷防止のフェルトが、ずれていたり、へたりが生じてきていたら新しいものと取り換えて下さい。
そのままにされていると、床に糊が付いて汚れる原因になったり、床を傷付けてしまうことがあります。
傷防止フェルトは、ホームセンター等でご購入出来ます。
取り換える際には、まずは水で濡らして硬く絞った雑巾などで脚裏についた糊を取り除きます。
乾いてから、新しいフェルトを貼付けて下さい。粘着力が変わってきます。
こまめなお手入れをすれば、ソファは長持ちしますし愛着もどんどん湧いてきます。
あなたの「お気に入りのソファ」を永く愛用してください。