ソファと紫外線の関係
住まいを探したり、住宅を建設する上で、決め手の1つにもなる日当たり。
方角によって、お部屋への日差しの入り方が違う事は良く知られていますが、
季節によっても、日差しの入り方はかなり違ってきます。
過度な紫外線は、人間にはもちろん、ソファにとっても天敵です。
窓際にソファを置いていないのに、いつの間にか生地が日焼けしてしまった事がある方も多いのではないでしょうか。
生地が劣化する要因の一つとなる紫外線と上手く付き合っていくには、
季節による太陽の位置と採光条件の変化を知る事が必要です。
太陽の位置と採光
お部屋への採光は、季節や時間によっても異なります。採光とは、自然の太陽光を、窓などを通して取り入れる事です。
居室は、採光に有効な窓の面積が床面積の1/7以上でなければならないと、建築基準法で定められています。
季節により、日照時間が異なる事は良く知られていますが、実際にはどのくらい違いがあるのでしょうか。
日の出・日の入り方向
季節によって、日の出・日の入り方向は約30°づつ変化し、
この角度の変化が、お部屋の中への日差しの入り方の違いとなります。
季節による正午の太陽高度の変化
太陽の高度は、夏と冬では倍以上の差があります。
太陽の高さが低い冬は、軒先きのあるお部屋でも、かなり奥まで日差しが入ってくる事がわかります。
この日差しの入り方の違いが、窓際に置いていないソファ生地や床などの日焼けの原因の一つです。
日焼け対策の生地選び
季節によって、ソファの設置場所を変えられれば1番良いですが、なかなかそうはいきません。
日焼けを防止するには、UVカット機能を持つカーテンを使用したり、窓に直接UVカットフィルムを貼る事も
効果的ですが、できる限り日焼けしにくい生地を選びましょう。
日焼けしにくい生地とは
ソファ生地の素材の中に、天然素材のコットンやリネンが含まれていると、
紫外線の影響により、生地の色が薄くなってしまったり、黄色く変化したりしやすいです。
反対に、化学繊維のポリエステル素材は比較的日焼けしにくい素材になります。
また、日焼けによる生地の色の変化は、淡い色の生地よりも、濃い色の生地のほうが目立ちやすくなります。
ソファと永く付き合うために
上記以外にも、紫外線からソファ簡単に守れる方法があります。
日の当たる時間帯や季節にだけ、ソファカバーをかける事で、紫外線を防ぐ事もできます。
紫外線対策として使う際には、できるだけ色が濃いめのものや、生地が分厚いものをお選びいただくと、
紫外線がソファに届きにくい為お勧めです。
FLANNEL SOFAでも、紫外線対策にもなる、マルチカバーをご用意しております。
季節による採光の違いを知り、お気に入りのお部屋で、お気に入りのソファを永くご愛用ください。