新築・リフォームをする時や、お引越しの際に、リビングのイメージ作りや、
家具の配置を平面図を見ながら検討されることが多いでしょう。
しかし、図面をよく見てみると、専門的でよくわからない記号がたくさん含まれていることがあります。
この平面図記号を理解することで、図面の中のお部屋が、頭の中で立体のお部屋に変わってくるかもしれません。
よく使われる代表的な窓や扉、電気設備関係の記号を理解し、より良い家具のレイアウトを考えていきましょう。
※設計・施工会社や図面の縮尺などにより、記号の表記は異なることがあります。
窓の記号
窓の大きさや形状、またはどちら側に開くのかなどを確認しましょう。
日々の使い勝手はもちろんですが、風通し、日当たり、カーテンの開閉なども考慮して、ソファの配置を考えるのがポイントです。
平面図記号 | イメージ図 | ||
引き違い窓 | 左右2枚のサッシを横に滑らせて開閉する窓。通風・採光に有効であるため、住宅で最もよく見られるタイプです。 | ||
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片引き窓 | 1枚のサッシを横に引いて開閉する窓。 片側は固定されたサッシ、もしくは壁になっています。 |
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両開き窓 | 窓枠の左右を軸として、2枚の窓が開閉します。 室内への風の通りが良く、開放的。 |
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片開き窓 | ドアのように左右どちらかを軸として1枚の窓枠を開閉できます。 室外に押し出す外開きと、室内に引き込む内開きがあります。 |
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はめ殺し窓(FIX) | 窓枠にガラスが固定された開閉できない窓。採光を得ることができます。 通風はできませんが、防犯・防音に優れています。 |
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縦すべり窓 | 窓枠の左右に設けられた溝に沿って室外側へ滑り出しながら開く窓。 外側に開くため網戸は必ず室内側に設置されます。 |
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横すべり窓 | 窓枠の上下に設けられた溝に沿って左右どちらかに開閉する窓。 外側に開くため網戸は必ず室内側に設置されます。 |
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面格子付窓 | 防犯を目的として格子が取り付けられた窓。 戸建の1階や、集合住宅の共用部に面する台所やトイレ、浴室などの小窓に設置されます。 |
レイアウトのポイント
① 窓の下端が足元まである掃き出し窓があり、そこからの出入りが多い場合は、窓から出入りするための動線も考慮しましょう。
② 窓の種類だけでなく、どのようなカーテンをつけるかによって、窓からカーテンまでの必要な距離も変わってきます。
③ 直射日光が当たる場所にソファを配置すると、日焼けの原因になり、ソファの生地を傷めてしまいます。
紫外線を70%以上カットする複層ガラスが主流ではありますが、なるべく直射日光の当たらない場所に置くか、
カーテン・シェードを使用したり、窓にUVカットのフィルムを施すことで、ソファへのダメージを軽減することが出来ます。
また、ソファご購入時に、退色しにくい生地を選ぶこともおすすめします。
扉の記号
開閉方法によって表示が違いますので、どのタイプの扉なのか、開く方向などを確認しましょう。
そして、家族の生活スタイルや生活動線を想像してソファの配置を決めましょう。
平面図記号 | イメージ図 | ||
片開き戸 | 左右どちらかを軸にして開閉する、最も一般的な扉。 室外に押す外開きと、室内に引く内開きがあります。 |
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両開き戸 | 左右2枚のドアを中央で開閉する扉。 人や大きな荷物の出入りが多いエントランスなどに設けられます。 |
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親子扉 | 左右2枚のドア幅が異なる、玄関やリビングに用いられる両開きの扉。 通常、小さい方の扉はロックをかけて開かないようになっています。 |
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引き違い戸 | 左右2枚もしくは複数枚の戸を横に滑らせて開閉する引き戸。 押入れやクローゼット、間仕切り戸など、幅広く利用されています。 |
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片引き戸 | 1枚の戸を横に滑らせて開閉する引き戸。 開閉にスペースをとらないため幅広く利用されています。 |
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引き込み戸 | 1枚の戸を横に滑らせて壁の中に引き込むタイプの片引き戸。 戸を開いたときに見た目の印象がすっきりしています。 |
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折戸 | 対になった2枚の戸を折りたたんで横に滑らせて開く建具。 開口部が広い場合は、戸の数を4・6・8と増やすことで対応します。 |
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2枚折戸 | 2枚の戸を折りたたみながら横に滑らせて開く建具。 クローゼットや浴室などでよく利用されています。 |
レイアウトのポイント
① 家具を置く際に、扉の開閉スペースがきちんと確保できているか気をつけましょう。
② クローゼットなどの開き戸付きの収納前の空間は、「開き戸の幅+人が物を取り出せるためのスペース」が必要です。
③ 出入り口の付近に物があると、動線の妨げになり、空間も遮られて圧迫感が出てしまいます。適度にゆとりを持って家具を配置すると良いでしょう。 電気設備関係の記号 照明、コンセントなどの位置を表します。コンセントや照明の位置、またエアコンの位置なども確認しながら、最適なレイアウトを考えましょう。
天井灯 | 引掛シーリング | ダウンライト | ブラケット |
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コンセント | アース付コンセント | エアコンコンセント | TVコンセント |
ペンダントライト | マルチメディアコンセント | ||
レイアウトのポイント
① ソファの設置場所は、テレビとの兼ね合いによって決まってくることが多いので、
コンセントの位置は大事なポイントになります。
また、テレビに直射日光が当たってしまうと、光が反射して見えづらくなってしまいます。
窓とテレビの位置関係も把握して設置しましょう。
② 照明の位置や灯具によって、ダイニングテーブルの場所や大きさ、またその周りの家具の配置も限られてきます。
どのような生活動線になるかをイメージし、家具の形やサイズを決めましょう。
平面図記号を理解して、お部屋づくりをイメージしましょう。
平面図記号のイメージ図を参考にしながら、家具のレイアウトをしてみましょう。
「レイアウトのポイント」もご参考にしていただき、快適なお部屋づくりをしましょう。
FLANNELSOFAショールームでは、 スタッフが最適なソファの設置場所や、
お客様のライフスタイルに合うソファをご提案いたしますので、図面やお部屋のお写真をご持参の上、是非ご来店ください。