みなさんは、ソファがどのような構造になっているかご存知ですか?
一般的にソファは上記の写真のように、土台となる木枠、そして、バネ、ウレタンから構成されています。
ソファの座り心地は、使用するバネの種類やウレタンの硬さによって、大きく変わります。
今回は、ソファの座り心地を左右するウレタンについてご紹介いたします。
ウレタンとは
ウレタンは石油精製品であるイソシアネートとポリオールを主成分とし、これらに水や触媒等を混ぜて発泡させたものです。
原料の配合率や処方、形成方法により、様々な製品(接着剤、スポンジ、塗料、断熱フォーム等々)として人々の暮らしの中で幅広く使われています。
自動販売機やコンテナ船などの断熱材やテニスコートなどの舗装材の他、ベッドのマットレスや車の座席など、
高い快適性が求められる商品にも使用されています。
ウレタンの密度について
ウレタンの密度は、1 立方メートルの重さによって表されます。
一般的に、密度が高いほど重く硬いウレタンになり、密度が低いほど軽く柔らかいウレタンになります。
FLANNEL SOFA で使用するウレタンの種類は、
「チップウレタン」、「高密度ウレタン」、「中密度ウレタン」、「ソフトウレタン」の4つに大きく分類されます。
ウレタンの硬さなどについては、下記で詳しくご紹介しております。
それでは、実際に FLANNEL SOFA で人気のソファ SIESTA とソファ PIVO の構造についてみてみましょう。
【SIESTA】
ソファ SIESTA の座面のウレタンには、しっかりとした硬さのある密度 70kg のチップウレタンを使用しています。
その上から密度 30kg の高密度ウレタンを重ねて使用することで、 硬めの座り心地になっています。
⻑時間座っても疲れにくく、様々な姿勢にも安定感を与えてくれます。
【PIVO】
SIESTA 同様に密度 70kg チップウレタンを使用していますが、厚みは SIESTA よりも薄め です。
上に密度 60kg のチップウレタンと 37kg の高密度ウレタン、24kg の中密度ウレタンを重ねることで、
SIESTA よりも若干柔らかめの座り心地となります。
SIESTA と PIVO のソファの構造は似ていますが、
使用するウレタンによって異なる座り心 地を実現しています。
ソファと「へたり」の関係
お客様からもよくご質問をいただくソファの「へたり」。
ソファのへたりは、使用しているウレタンが主に関係しています。
ソファを使用していくうちに、ウレタンの中に入っている空気の気泡(空気を含んでいた空洞の部分)が潰れてしまい、
ウレタンのカサが減ります。これがソファのへたりの原因のひとつです。
へたりにくいソファというのは、わかりやすく言うとウレタンの密度が高い、
「硬いウレタン」を使用したソファです。
しかし、硬いウレタンだけを使うと、耐久性は高くなりますが、 その分座り心地が硬くなりすぎてしまいます。
FLANNEL SOFA では、耐久性と座り心地を両立させるため、硬さや密度の異なるウレタンを組み合わせ、
ソファにあった絶妙なバランスの座り心地を追求しています。
ウレタンはその特性上、どうしても使用していくうちに劣化してしまいます。
そのため FLANNEL SOFA では、ソファをより⻑くご使用いただけるよう、自社商品のアフターメンテナンスを行っております。
生地の張り替え・修理はもちろん、ソファのご使用具合に合わせてウレタンの補充や、
クッションの交換などのサポートもしております。
アフターメンテナンスについて、詳しくは下記をご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
今回は、ウレタンについてご紹介させていただきました。
似たような形状のソファでも、使用するウレタンによって座り心地は変わってまいります。
また、同じソファでも硬さの感じ方や座った時の心地良さは、人により様々です。
ぜひ一度、FLANNEL SOFA のこだわりが詰まったソファを、ショールームでお試しください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。