no.6 中間講評
3月13日(金)に中間講評を行いました。
今回のプロジェクトのテーマである「Process」を見せるという概念は、コンペにも活かされています。今回のコンペでは、あえて提出物として必要な図面や規定などを設けず、学生がこの1ヶ月間に考えたことをすべて見せてもらうことにしました。なので、こちらで用意しているのは、白紙の紙だけで、あとは好きなように考えてもらおうという方法を取っています。
13日はその途中経過を見せてもらう場だったのですが…
感想はというと、
今回の中間講評では、彼らの考えの「Process」があまり見られなかったことが少し残念でした。“中間講評”という言葉に縛られてしまったのか、与えられた用紙を使ってプレゼンすることが目的となってしまっている感じを受けました。
もちろん彼らの考え方がまったく見られなかったわけではなく、それぞれにおもしろいことを考えていたり、悩んでいることは伝わってきましたが、もっと学生らしい伸びやかな発想をぶつけてほしかったなというところも本音としてあり、プレゼンのことなんか二の次にして、もっとぐちゃぐちゃの紙が出てきても良かったなという思いもあり、少々消化不良な感じが残りました。
ただ今回の中間講評で、お互いが考えていることが確認し合うことができたことは言うまでもなく、とても重要なポイントだったと思うので、こういう機会から生まれることを、プロジェクトを続けていく上でも大切にしていければと感じました。
次回の審査会では、どんな飛躍を見せてくれるのか、こちらの思いが少しでも伝わっていればと思います。
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TYPE A/B
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no.5 中間発表
2009年3月13日(金) 「中間発表の様子」
(皆メモを取ったり、覗き込むようにして聞いていたり、とても真剣です。)
今回の中間発表で認識したことは、ぼくらは「学生」という立場に甘えているということです。
そして、思ったことは「学生というプロ」にならなければいけないのではないか?ということです。というのは、このプロジェクトは単なる学校の課題とは違って、最終的にはちゃんとしたビジネスとして成り立たせなければいけないわけですから。つまり、社会に何かを生み出すということはそういうことで。その認識をちゃんと持たねばいかんわけです。その中で、求められているものは、「学生の個性」であり、「学生の考えるプロセス」で、その2つに「学生」という単語が入っていることはとても重要なことで。社会に出ていないからこそ、立場が違うからこそ生まれてくる創造性に大きな刺激があると確信してもらっていることがこのプロジェクトの推進力になっている。それは、忘れてはいけないことです。
なので、学生の立場でものを感じ、考え、そして作品にする。その中にはちゃんとしたプロ意識みたいなものをしっかり据えておかないといけないと思うのです。ぼくらは「学生というデザイナー」としてこのプロジェクトに参加しているわけですから。
ここまでは、ちょっと堅苦しい感じで書きましたが、学生のモットーは遊び学ぶことだと思います。なので、一番重要なのは「楽しむこと」で、たくさん遊びそれをソファにつなげる回線をひきつつ日々を感じていけば、何か刺激的なものが生まれるのだと思います。「不真面目に考えて、真面目に創る。」これは、谷尻誠さん(建築家)の引用ですが、その言葉を実践するときです。それはきっと、とても楽しいことだと思います。あと2週間精一杯楽しみましょう!!
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名古屋工業大学/伊藤研究室
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no.4 学生との顔合わせ
先日、3月2日に、5W×1H×3P(カケアワセ)プロジェクトのコンペ要項の発表を名古屋工業大学の伊藤研究室で行いました。
参加した学生は10名程度。伊藤研究室の学生が主でしたが、中には2年生の姿も。また、コンペ要項は学内の掲示板にも張り出されるとのことなので、もっと参加者が増えることも期待しつつ、3月2日をもって、プロジェクトが本格的に始動しました。
初めての顔合わせということもあり、学生たちはいつになく緊張した面持ちです。
いよいよコンペ要項の発表。発表はプロジェクトの主旨説明から始まり、テーマの説明、審査方法・・と私たちTYPE A/BとFLANNELさんとで、これまでに練り上げてきた内容を説明していきました。説明が始まったばかりの時は、イマイチ主旨が伝わりきれてないのかなとも思いましたが、徐々に学生たちの表情も変わってきて、今回のプロジェクトの要でもある「学生のアイディアを商品化する」ことが、いかに魅力的かという事が、その反応から見て取れました。
その後は、学生からの質問タイムです。三者が一同に会する機会は今後もあまりないため、学生たちは、とにかく何かしらのヒントを得ようとみんな必死になって、いろいろと質問をしていました。
最初の方は、コンペ内容に関連した質問が交わされていましたが、だんだんと学生も和んできました。「好きな食べ物は?」とか「血液型は?」など、コンペとはあまり関係ないんじゃない?と思ってしまう質問もありましたが、たわいのない会話からアイディアが湧いてくることもあるし、何よりもお互いを理解し合う事が「カケアワセ」に繋がるので、こうした打合せの積み重ねが大切だなぁと改めて感じました。
最後はひとりひとりの決意表明で締めくくられ、学生たちの熱意がひしひしと私たちに伝わってきた打合せでした。
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TYPE A/B
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no.3 第1回合同MT
いよいよ始まりました!5W×1H×3P(かけあわせプロジェクト)!!
FLANNEL SOFAとTYPE A/Bと、ぼくら名古屋工業大学/伊藤研究室がかけ合わさることによって今まで見たことのない、世の中に刺激を与えるようなソファを生み出そうというプロジェクト。
このプロジェクトは、優秀作が実際に商品化されるということもあり学生のみんなは今回の打ち合わせが行われる前から、とても楽しみにしていました。卒業設計の作業をしながらソファについて考えていたり、議論したり、はたまた、商品化された後のことを妄想したり。。なので、このプロジェクトに対する期待値はかなり膨らみ、高くなっていました。
そして、迎えた第1回打ち合わせ。FLANNEL SOFAから職人の和田さん、高橋さんが来て具体的な説明をしてくださいました。まずはコンペ内容、審査方法が説明され、だんだんお二人もノってきたのか、後半はかなりざっくばらんな感じで楽しくお互いのキャラクターを把握し合えたように思います。その中で「学生の個性」を受け止める体制というか、この企画が持つ包容力みたいなのを強く感じました。なので、こちら学生側も思い切って、丸裸な感じで体当たりしていくことになると思います。
というわけで、初回打ち合わせによって学生モチベーションはさらに高まり、このプロジェクトもかなり熱を帯びてきた感じになってきました。これからの展開がさらにさらにアツくなるように、学生一同パワフルに、ノリノリでいきたいと思います!!
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名古屋工業大学/伊藤研究室
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no.2 ”コト”づくり
さて、これよりまた1つ新しいプロジェクトが開始します。
わたしたちFLANNEL SOFAにおけるデザイン活動としては、今までも数多く行ってきた新しいコンセプトのモノづくり、いつもとは違う視点からデザインしていこうという、コラボレーションによるモノづくり、というように、‘モノ‘に焦点が当てられていたのに対して、このデザインプロジェクトは、学生たちからコンペによって集められた各作品の、アイデア段階から発表に至るまでの過程(Process)、そして商品が生み出される様をすべて見せていこう、という、‘コト‘に目が向けられているところが最大の特徴です。
つまりは、TYPE A/B さんと企画を練り始めるところからが、すでにプロセスの始まりとなっています。
また、学生たちとしては、自分のデザインが実際に商品として世に送り出され、人の役に立つ。こんな幸せなことはないでしょうし、たとえ不採用だとしても、それぞれのデザインの成り立ちから意味合いまでも、皆に公表する場が与えられていること、何とすばらしいことか。
そこで学生たちには、そのプロセスがいかに大切かを実感し、将来に役立てて頂ければ私たちはうれしく思います。勝ち組、負け組に分けてしまうのではなくて、一つの物事にどう取り組むのかを重要視できる大人が増えてくれると、本物は必ず生き残る。そんな社会になってほしい、という願いもひそかにこのプロジェクトの目的の一端を担っています。
モノづくりにおいて、わたしたちは真剣に向き合ってきました。これからもその姿勢は変えるつもりはありません。
しかし、そのすべての過程において物語が存在していて、モノを言わない‘モノ‘をつくっているわたしたちですが、熱いやりとりがあってこそ、‘いいモノ‘ができると考えています。
このプロジェクトは、こういった想いが根底にはあって、モノづくりにおける一番おもしろい部分をみなさまに見て頂きたいです。どうぞ、普段見ることができない、デザイン、商品ができるまでの過程、裏側の部分にも目を向けてみてください。
まずは、コンペでどんなアイデア、デザインがあがってくるか楽しみでなりません。みなさま、これからの活動に乞うご期待!
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FLANNEL SOFA
http://www.flannelsofa.com
http://www.flannelsofa.com/shop/
ハギレプロジェクト
http://www.flannelsofa.com/hagire/
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no.1 いよいよ始動
今年のはじめから、着々と準備が進められていたプロジェクトがいよいよ本格的に始動します。
まずはじめに、名古屋工業大学の学生を対象にした、デザインコンペを行います。このデザインコンペは、一般的なコンペとは違い、最終的な作品そのもののアイディアだけではなく、そこにたどり着くまでの思考の過程までも評価の対象としています。まさに、本プロジェクトのタイトルである「5W×1H×3P」のProcessの部分をコンペにも採用しているのです。なので、要項の発表から提出までの約1ヶ月間にそれぞれが考えたアイディアやスケッチなどのすべてを提出してもらい、そこから新たな可能性を見出せたらと考えています。
さらにこのコンペでグランプリに選ばれた作品は、その後TYPE A/BとFLANNEL SOFAとの共同によって、商品化し、販売まで行います。
自分のアイディアが商品にまでなってしまうという、またとないチャンスです。また、学生にとっては、企業と共同で何かに取り組むこと自体も初めてとなるため、いろいろな勉強の意味でも有意義なプロジェクトになることを願っています。
TYPE A/Bでは、具体的に何を行うかというと、コンペで選ばれた学生のアイディアを、商品化に向けて学生とともにデザイン検討をし、図面を作成するサポートをしていきます
今回のコンペのテーマは、「Children」です。
子どもの為に作られたソファは、わりとよく目にしますが、子育てのためのソファや子どもから大人までが使いやすいソファとなると、なかなか世の中にはないんですよね。そんな現状もふまえて、今回は学生たちにこのテーマで私たちが思いもよらないデザインのソファを考えてもらえたらうれしいです。
まずは、これから始まるコンペに学生たちがどんな反応を示し、どんなことを考えるのかが楽しみですね。
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TYPE A/B
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