名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。

産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。
5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それ ぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

掲載日:2009 年 3 月 23 日

no.6 中間講評

TYPE A/Bの記事

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3月13日(金)に中間講評を行いました。

今回のプロジェクトのテーマである「Process」を見せるという概念は、コンペにも活かされています。今回のコンペでは、あえて提出物として必要な図面や規定などを設けず、学生がこの1ヶ月間に考えたことをすべて見せてもらうことにしました。なので、こちらで用意しているのは、白紙の紙だけで、あとは好きなように考えてもらおうという方法を取っています。

13日はその途中経過を見せてもらう場だったのですが…

感想はというと、
今回の中間講評では、彼らの考えの「Process」があまり見られなかったことが少し残念でした。“中間講評”という言葉に縛られてしまったのか、与えられた用紙を使ってプレゼンすることが目的となってしまっている感じを受けました。

もちろん彼らの考え方がまったく見られなかったわけではなく、それぞれにおもしろいことを考えていたり、悩んでいることは伝わってきましたが、もっと学生らしい伸びやかな発想をぶつけてほしかったなというところも本音としてあり、プレゼンのことなんか二の次にして、もっとぐちゃぐちゃの紙が出てきても良かったなという思いもあり、少々消化不良な感じが残りました。

ただ今回の中間講評で、お互いが考えていることが確認し合うことができたことは言うまでもなく、とても重要なポイントだったと思うので、こういう機会から生まれることを、プロジェクトを続けていく上でも大切にしていければと感じました。

次回の審査会では、どんな飛躍を見せてくれるのか、こちらの思いが少しでも伝わっていればと思います。

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TYPE A/B
http://www.type-ab.com/
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名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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