名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。

産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。
5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それ ぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

掲載日:2009 年 9 月 8 日

no.31 背半月板外フレーム

FLANNEL SOFAの記事

090907

さて、現在、三日月型の外フレームを検討中です。

ベニアを外回りにぐるりと巻いたようなきれいなラインで線引きをしたいので、今回とった方法は、一人がベニアを手で持っていて、仮に線を引き気味でカットした段ボールの型に、ボール紙のコマ切れを使って、ベニアとの隙間をうめていくように、一枚一枚貼っていく訳です。

超原始的ではありますが、確実に3Dの空間に線が引けますよね。このやり方は、高橋考案です。

手をベタベタにしながら、「まだ隙間あるよ」とか言いながら、こんな線を引くのに大人2人して出しました。
ということで、思い入れがまた一つ深くなったスフェリコンソファ。フランネルソファや、TV塔パークギャラリーでの展示では、しっかり後ろまで見られるようになっています。皆様ぜひ、一度ソファの後ろにも回って頂いて、眺めてみて下さい。後ろ姿もきれいですよ。

裏側、後ろ側まできれいに作られているソファは、必ずいい造りだ、と判断してもいいのでは?と、作り手だけに思う事柄です。

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名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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