産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

2010年1月の記事一覧

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掲載日:2010 年 1 月 18 日

no.44 第二章の始まり

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お久しぶりです!!10月中旬の発表会以来になります。
時が立つのは早いもので、あっと言う間に2010年です。

ブログをご覧の方の中には、
「この3ヶ月間何をしていたんだ!?」
「発表会をしたのになぜ商品が売り出されないのか?」
といった疑問をもたれている方も多いと思います。
(もしかして、忘れられたりはしてないですよね・・・?ちょっと心配です。)

私たちが、この期間何をしていたかと言うと・・・・・ひたすら反省です!!

3ヶ月間に渡る猛省!

発表会でのアンケートを分析しながら、RONDOの良い点、悪い点を全て洗い出しました。そして、もっとよくしてから皆様に届けたいという思いが強くなってきました。

その思いを実現させるため、新たな方向性を示し、商品化に向けて動き出しています!
上の写真は、コンセプトモデルの表情を決める新しい生地をみんなで選んでいる所です。
なんと!!FLANNELSOFAさんが使ったことのない、ソファ生地としては珍しいものを使うかもです!!どうなるのか本当に楽しみです。

僕ら学生も、グレードアップを図るため、「ソファに座りまくる!!」ということを実践しています。
家具屋で、ノート片手にぶつぶついいながらソファ座りまくってる変な人がいたら、僕(坂井)か富田です。
そんな変な人を見つけたら、やさしく見守っていてください。やってる本人は、いたって真剣です。

というわけで、カケアワセプロジェクト第二章開始です!!
さて、どうなるのか…とにかく、ご注目ください!!

【新コーナー「デザイナー富田のつぶやき】
RONDO/ロンドをデザインし富田有一(現在、伊藤孝紀研究室:修士1年)のプロジェクト日記です。

年末に徳島に里帰りした際、ロンドのデザインをさせてもらったことをじいちゃんに伝えたところ、二つ返事で「こうたる!(買ってやるの徳島弁)」といってくれました。現在、進行中のコンセプトモデル【RONDO(ロンド)】の完成が本当に楽しみです。

一方で、商品化ソファを考えなおすことには不安もあります。現在のロンドは商品化に向かないと判断されたわけで、デザイナーとして売れないものを生み出してしまった事実があるわけです。
でも嘆いていても仕方がないので、今は家具屋のソファに100台以上座って、売れるソファを体験的・寸法的に把握する作業をしています。デザインするには体育会系の要素が必要かもしれないですね。

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名古屋工業大学/伊藤研究室
http://www.type-ab.com/ti_di/index.html
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掲載日:2010 年 1 月 15 日

no.43 ロンド新たな方向性

FLANNEL SOFAの記事

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RONDO発表会の後、数回にわたりこれまでの全ての事柄についての反省会、検討会を行いました。
この検討会は、一度考えを振り出しに戻して、

「RONDOはこのままの方向性で商品として発表してよいか!?」
「本当に売れる商品となりうるか!?」

を中心に話を進めました。

そこで新たに私たちは、カケアワセプロジェクトとしてのRONDO商品化における方向性を決定しました。

その新たな方向性というのは、

【1】現在の発表作品は、初期のスフェリコンにより近い、コンセプトモデルにブラッシュアップさせる。
【2】3月末までを期限として、現発表作品のロンドのエッセンスを取り入れた、「売れる」RONDOを商品化モデルとして、一から練り直す。
【3】2で検討するモデルが、商品として売れると判断されない限り、商品化しない。その場合、RONDO商品化は廃案とする。
【4】3月末の時点で商品化決定してのち、本格的にプロモーションを開始する。

というように、やはり一度踏みとどまって、商品化を再検討しよう、となったのも、NDW2009のRONDO発表の際に、皆様から様々な生のお声を頂いたことと、売れるモノであってこそ、商品ではないか・・というモノ売りとしてのフランネルの考えがあったからです。

その反面、モノづくりフランネルとしての新たな挑戦もあり、オブジェのようなコンセプトモデルに対して、エッジを効かせた上で、理想としてはアウトライン(エッジライン)のみに縫製ラインがくる、形状としては不可能なことをやろうとしています。

昨日の打ち合わせで張り地も決まり、あとは2~3度失敗?を繰り返しながら、また試行錯誤して、プロから見てもどうやって作ったの?と言わせられるような美しいソファに仕上げてみせます。

まずは意気込みだけですが、こちらの進行も随時公開致します。長い間、検討という形で足踏みしましたが、皆様、再度ご注目下さい。

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FLANNEL SOFA
http://www.flannelsofa.com
http://www.flannelsofa.com/shop/
ハギレプロジェクト
http://www.flannelsofa.com/hagire/
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名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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