名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。

産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。
5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それ ぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

掲載日:2009 年 9 月 2 日

no.26 作業風景の取材

FLANNEL SOFAの記事

090902

9月2日(水)この日、工場での生産終了後、名工大富田くんと坂井くんに工場まで来てもらい、作業風景の取材、展示会の内容に関しての打ち合わせをして、明日にある工場での打ち合わせの前準備をすることに。

打ち合わせでは、ソファ、各展示物の配置だったり、どんな方々に重点的に見ていただきたいか、TV塔パークギャラリー&フランネルでのパーティースタイルについて意見交換を行いました。これによってみなさん、どんな風になるのか、どうしていこうか、迷いも多少取れたみたいで、ひとまずはよかったです。

さて、本日のもう一つの課題でもある、作業風景(スフェリコンソファの製作風景)の取材です。展示内容の中に、‘製作している様子を見せるということ‘も含まれていて、来て頂く皆様に、「こんな風に作っているんだ」と、知って頂くためのものです。

‘張り屋‘と言われる私たちフランネルソファですが、とりわけ木枠製作に時間を費やしていて、得意の‘張り‘よりも‘検討‘‘寸法出し‘‘木枠製作‘といった、普段あまり表には見せることのない、一番地味かつ、大変な作業分野をメインに見せていくことが予想されます。

現在、図面上では正確な寸法が出て、木枠の本製作に取り掛かっているところです。写真にもある通り、バラバラの状態では、ただの木の切れ端としか見えませんが、このパーツ一つ一つに図面が存在していて、全て意味のある形をしています。

張り屋ながら、一番地味な木枠製作は大変難しく、ソファづくりの醍醐味すら感じてしまいます。

さあ、明日は打ち合わせまでに、本業のフランネルソファの生産を終えてからの短い時間で、組めるところまで組んで、計算して出した寸法は正しかったか、どこに修正が必要なのか、チェックを入れます。
ようやく、本製作開始。寸法が正しければ、今度は「型」に残す作業が待っています。
図面、図面、図面、製作、チェック、型取りくらいの作業割合なので、ここからは面白いように形が見えてくると思いますので、随時出来上がる様子をご覧になっていてください。ソファづくりは意外と頭の中だけで半分は作っていることが見えてきます。

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名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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