名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。

産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。
5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それ ぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

掲載日:2009 年 9 月 12 日

no.35 ウレタンづけ開始

FLANNEL SOFAの記事

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昨日で下張りの工程まで完了して、今日、明日でウレタンを貼り終える予定です。そうすると、もう完全な仕上がりアウトラインが見られるので、そこまでやった上で、明日の打ち合わせに臨みたいです。

作業はもちろん、型を残しながらなので、やたらと時間がかかってしまいます。
下張りの状態だと、張力によって、内側に凹もうとするので、まず5tの薄いウレタンでカマセを入れてからウレタンづけするのがミソです。カマセを入れないとしても、張りあがりは平らになるのですが、目の錯覚で面が凹んで見えてしまい、それだけで安っぽい印象を与えてしまうので、面をわざと膨らませるんですね、ソファを色々よく見てみて下さい、トップはふくらんで、角は落としてあり、真っ直ぐに見えるラインは、センターが両端に比べて15mmほど上げてあるはずですよ、それが、真っ直ぐなライン取りです。

このソファの場合は、左肘ウラ上部が一番カマセが必要で、25mmもカマセてあります。これはさすがに予想外でしたが。

時間的に打ち合わせまで割とギリギリになってしまいましたが、ウレタンづけされたものは、木枠の尖ったイメージの角はとれ、ふんわり丸みのある感じで、やっと‘ソファ‘として皆様にお見せできる姿となりました。

これで打ち合わせに入れます。

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名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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